電流と磁界の関係

コイルの仕組みの前に電流と磁界の関係、すなわち導体に流れる電流による磁界の関係について考える必要がある。
1800年代初頭、デンマークの物理学者であるハンス・クリスチャン・エルステッド(Hans Christian Ørsted)が実験中、導線の近くにおいてあった方位磁針が電流の流れている時に動くことに気づいた。これが世界で初めての電気と磁気の関係の発見であると言われている。
その後フランスの数学・物理学者えあったアンドレ=マリ・アンペール(André-Marie Ampère)が定量化について実験を行った。
これから述べる右ねじの法則もその一つである。


電流と磁界の関係で有名な法則は動画でも紹介しているとおり右ねじの法則であろう。
右ねじの法則とは、電流の向きと磁界の向きの関係が右ねじの進む方向と回転方向と同じ動きをすることから名付けられている。



右ねじの法則は、現象を捉えるには簡単であるが、数値で表すことができない。
そこで、数学も得意であったアンペールは実験の結果から数値的に表した、それが次に説明するアンペールの法則である。



電流と磁界の関係


アンペールの法則




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