磁界


Chapter1 ~磁界における基礎~



磁界と電磁波
磁界(磁場)とは、空間に磁気の力が働いている状態のことを指している。磁石の周りや、電流が流れている導体の周りに発生する。

磁界の強さは電流が大きいほど強く、発生源から離れると共に弱まる。電流を流すと、その周りに同心円を描くように磁界ができる。線状導体の場合は右ねじの法則に従って磁界が発生する。

金属などに電流が流れると、その周りに磁界が発生する。
電流の向きが交互に変わると、磁界の強さが変わり、それによって新たに磁界が発生する。 このように、電界と磁界が交互に発生しながら空間を伝わっていく波を電磁波という。
電磁波は赤外線、可視光線、紫外線と言った光、通信に使用する電波などがある。



電磁波は身体的な影響や通信障害の原因、機械の発熱の原因となる。
このため、電気機器の設計では、電磁波も考慮して設計しなければならない。



電磁誘導

電磁誘導の基礎の基礎は、下図のようにコイルと磁石を近づけたり遠ざけたりすると、コイルに電流が流れる現象である。
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この時、コイルや磁石を動かさなければ電流は流れない。磁石を動かすことで、磁石の磁界から発生する磁束が変化するため、コイルには電流が流れる。 この現象を電磁誘導といい、生じた電圧を誘導起電力、流れた電流を誘導電流という。 電磁誘導




~磁界における基礎~

Chapter2~磁力線と磁束~



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